網膜剥離の治療法(1)

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2002年東海懇話会講演
網膜剥離の治療法 ・・安全な治療法を目指して ・・ 

       アイケア名古屋院長 安藤 文隆先生

     
 一口に網膜剥離といいましても、いろいろな種類や、程度のものがあります。そして、治療法もそれぞれにいろいろあります。

 そのどれを用いたらよいかについては、担当医がいろいろ考えて行っていますが、今日は私たち担当医がどんなことを考えて、より安全で効果のある方法で対応しようとしているか、そのためにはどんな方法があるかなどをお話してみたいと思い ます。

1.網膜剥離とは

 網膜は、カメラでいうとフィルムに当たる部分で、眼球の後面にあります。眼球は図1に示すように前方に角膜があり、ここから入った光は水晶体で屈折されて後方に行き、網膜上に焦点を結ぶと物がはっきり見えます。この網膜が破れて、外壁から離れてきますと、これが網膜剥離で機能が弱くなり物が見えにくくなり、ついには失明します。

 図2は正常な眼底写真です。丸い視神経の出口に当たる視神経乳頭から四本の動脈と静脈が四方向に走っています。中心に視力に大切な部分がある中心窩がありますが、ここが剥離すると見えなくなってしまいます。

 

   
  図1 眼球断面図   図2 正常な眼底写真  
         
 図3は網膜剥離の眼の眼底写真ですが、剥がれた網膜は前のほうに出て来ていますので、そこにピントを合わせると、後ろのほうにある視神経乳頭はぼんやりとしかみえません。

 図4の写真には網膜の破れた網膜裂孔が見えますが、このように網膜が破れますと、そこから目の中の水が網膜の裏側に入っていって、網膜剥離が起きるのです。このように網膜剥離は網膜の破れが原因ですので、この網膜裂孔を外側の組織に固着させて、目の中の水が綱膜の裏側に入っていかないようにするのが治療法です。

   

 
  図3
網膜剥離の眼底写真
  図4
裂孔のある網膜剥離の眼底写真
 
         

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