《2005》北海道懇話会

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《2005》北海道懇話会「質疑応答」
回答:大塚眼科病院副院長 松下 卓郎先生
     ポシュロムジャパン栄養士 吉田 京子先生
  ドライアイに効果のあるサプリメントがありますか。
  吉田先生 特にドライアイのためのサプリメントとしてはでていないと思います。目を酷使したときに乾いた状態になることが多いと思いますので、目を休めるとか、意識的にまばたきを多くすることの方が効果的なのではないでしょうか。
 松下先生 基本的には治りませんからきちんとした治療が必要ですが、人によって程度が様々で治療法も異なります。目薬のつけ方も極端な場合は10分に1回点眼しなければならないとか、夜の間に涙がでないので寝ている間に乾く場合は朝起きてすぐ点眼するとかいろいろあります。

 メガネの横に部屋を作ってそこに濡れたスポンジを入れるとか、場合によっては手術もあって、プラグで涙点をつめて涙が鼻の中に抜ける道を塞ぐという方法もあります。

 ブルーベリーとかヤツメは昔から眼に良いと聞いていますが、本当でしょうか。
 吉田先生 この質問を日本全国どこに行っても受けますが、ブルーベリーにはアントシアニンというポリフェノールが含まれています。このアントシアニンは網膜に含まれているロドプシンに働きかけて機能を助けるといわれています。ルテインとは違いアントシアニンそのものが眼に含まれている成分ではありませんが、目の疲れなど和らげるという意味で効果的に使える栄養成分ではないかと思っています。
 松下先生 先ほどの話で40歳すぎると少なくなるから足していった方が良いというサプリメントとは違って、ブルーベリーは必ず足していかないといけないものか、多すぎると悪さをしないかという点についてはあいまいで確証がないようにも思います。高価だということもありますからその点も考えられたらと思います。八つ目うなぎについては俗説だと思います。目が八つついているから目に特別にいいということはありません。
 脈絡膜新生血管で通院しています。視力は0.1に下がってしまいました。左眼は見えているので何とかやっていますがとても不安です。1年前からボシュロム社のオキュバイトルテインを飲んでいますが、他にアドバイスがあったらお願いします。
 松下先生 加齢黄斑変性で片方が悪くて反対側の眼は視力を保っているという、こういう方にオキュバイトを飲んで欲しいと思っています。良いほうの眼を助ける効果があるということが証明されています。100%助けられるということではありませんが、多数例で有効であるとの結論がでています。

 何千人に科学的な調査をしたというのはこれだけなのでお勧めしています。オキュバイトの製品として三つありますが、ブリザビジョンがアメリカの研究結果から加齢黄斑変性に有効だといわれた製品です。アメリカ人は体格が大きいので日本人向けに70%に下げています。ご質問の方にはこれをお勧めします。

 ご質問は直接関係ありませんが、先ほどべータカロチンと喫煙の話がでましたが、タバコを吸っている人がプリザビジョンを飲み続けると肺癌になる確率が高くなります。加齢黄斑変性が 怖いか肺癌が怖いかという話になりますが、プリザビジョンからべータカロチンをとって代わりにルテインをいれたプリザビジョンルテインもあります。

 しかしタバコを吸いながら加齢黄斑変性をなおそうなどとは甘い考えだと思っています。切実にこの病気をなおしたいのなら禁煙しなければ話になりません。ちなみに糖尿病、緑内障の患者さんも同様です。周りの人も被害をうけるので、どんな人も吸わないで欲しいと思っています。

 幼い頃から近視で、60歳になる今日までだんだん度が強くなる眼鏡をかけ、 不自由な毎日を送っています。少しでも目の健康を保つ栄養を取り入れたいと思っています。また白内障、強度近視、脈絡膜萎縮などを伴っていますが、どのようなサプリメントがよいでしょうか。緑茶やコーヒーなどカフェインや、目から涙がでるような辛いカレーなど取らないほうがよいでしょうか。
 吉田先生 サプリメントは先ほどもいいましたが、薬と違いますので治るとはいえません。またアメリカでの調査でも加齢黄斑変性と白内障に関しては結果がでていますが、その他の病気について実証されているものは今のところありません。ただ網膜に含まれているルテインについては、もともと眼に備わっていて年齢と共に少なくなる成分を補うというのは意味のあることではないでしょうか。

 緑茶やコーヒーについてですが、病気の程度や進行具合などで一概にいえないので、栄養士の立場としては言いいきることはできませんが、一般的な考えとして、それだけをとるというのではなければ食品からの栄養成分過剰はそれほど気にしなくてよいと思います。

 カレーなども普通に食べる程度であれば問題ありません。ただ避けなければいけない食品がある病気もありますから、その場合は専門の医師に相談することが大切です。

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